《書道教室》
ある日近所の70歳代の女性が書道道具を持って、「書道を教えてください」と我が家にやってきた。その日は出かける直前だったので日を改めて来ていただくことにした。彼女は「病後のリハビリのためにも筆を持ちたい」という。それでは協力しましょうということになり、マンツーマンでの書道教室が始まった。半年ほど熱心に通われたが、病が再発し、入院を経て今は自宅療養中。息子さんの「母に会っていってください」との言葉に数回見舞いに行った。「また書道を一緒にしましょう」という私に涙をいっぱい光らせてベッドの上で手を握りしめ大きくうなずいた彼女。本当にまた筆を持てる日が来るようにと祈る気持ちで一杯です。
《学生書道展》
それがきっかけで始まった私の書道教室。教室は自宅、書道を始めて5ヶ月から2年半までの小学生4人が毎週通ってくる。彼らのお母さんに頼まれて背中を押されて重い腰を上げ教室を開いたのは2年半前。狭い自宅で書くには4,5人で精一杯。いまは、週に2回以上は無理なのでお友達を誘わないでねという私。
「小さいくらいがちょうどいい、私にとってもちょうどいい」
私が書道教室を開くなんて奇跡みたいなものなんだから。
学生書道展やコンクールで特別賞、特選、優秀作などを受賞している。
《7月の書道コンクール頑張るぞ!》
彼らはやる気満々で頑張っています。教えながら学び、学びながら教える。いま私は子供たちにたくさんのパワーをもらっています。
《第62回毎日書道展》
私も子供たちに見習って頑張ってみました。頑張りすぎて空回り、肩は痛いし足はあがらなくなるし、喘息は再発するしで年相応にと戒めているところです。
でも、おかげさまで毎日書道展7回目の入選を果たしました。嬉しい!