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母と一緒にお買い物

母の庭に咲くコデマリ
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先日母の家の押し入れの棚の上から古いアルバムを引っ張り出して、母の若い頃の写真を見た。それらの写真を見ながら母は懐かしそうに嬉しそうに話してくれた。
「母さんの着物姿、決まっている! きれいだね!」
「これは私が19歳の時に撮った写真。旭川でツルおばあさんと一緒に住んでいたときにおばあさんが作ってくれた着物なの。この着物を着てお花の師範お披露目もしたんだよ。お花は初めは東池坊を習っていたんだけれど、その後未生流のお免状を貰ったの。そのあと白老でお弟子さんを取って、白老神社で社中展もしてね」
母が生け花・未生流の師範免状を持っていることは知っていた。けれどお弟子さんを取って教えていたことは知らなかった。ここ数年来お正月に南天を活けている母、やっぱり昔取った杵柄だったんだね。

「私もたまにはスカートでもはいておしゃれをしてみようかな。母さん、どこか良い店知っている?」
「伊達の大和田という店にに行ってごらん。良い品ぞろいだから」
翌日、妹に頼んで母と一緒に連れて行って貰った。
私があれこれと迷いながらやっとのことで決めて試着室を出たとき、母はすでに買い物を済ませて大きな袋を大事そうにかかえていた。
「母さん、何を買ったの?」
「デイサービスに持って行くのに良さそうだと思ってきれいな模様の入ったバッグ、それに帽子とカーディガン」
満面の笑みを浮かべている母は、お気に入りの店で買い物ができてとてもうれしそうだった。

母は7人の子供を育てた。子供が巣立つまで自分の服を買う余裕なんてなかった。やっとちょっとだけおしゃれに目を向けられるようになったときに出会った店が大和田だったらしい。
「秋物シーズンにまた洋服を見に行こうね、母さん」
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by tianzao | 2010-06-14 23:05 | 出来事

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