【洞爺湖芸術館】
旧洞爺村洞爺湖湖畔にある
洞爺湖芸術館に行った。
《図書閲覧室(もと村長室)》
谷崎潤一郎・川端康成などの大正、昭和の著名な作家の初版本と限定本を展示している。山村耕花による「お艶殺し」の装画は谷崎潤一郎の著作中で最も美しいといわれる装幀本である。永井荷風の「墨東綺譚」、三島由紀夫の「潮騒」など素晴らしい本の数々が来館者を迎えてくれる。(撮影禁止)
洞爺湖芸術館の冊子には次のように書かれている。
コレクションの特徴は、装丁の美しさ、鮮やかに残る作家の署名や落款など、発刊された当時とほぼ変わらぬ状態でその姿を留めている。・・・・・・・・・・・ひとつひとつ丁寧につくられた本が、いかに人々の心を満たし、夢を育んできたかは想像に難く有りません
《砂澤ビッキ》
木の生命感と強い構成力を持つ作品の数々を展示している。
木の大きさ、木肌の美しさと自然のエネルギーが満ち満ちていた。
《並河萬里洞爺村幻想》
うつりゆく洞爺湖の四季、人々の生活などを3年にわたり撮影した。
並河萬里はユネスコ世界遺産主席写真家なども務め、世界的に活躍する写真家。
《手のひらの宇宙》
洞爺村国際彫刻ビエンナーレ公募入賞作品を展示している。
洞爺湖芸術館はお勧めのスポット。「洞爺水の駅」の近くにあり、二階展示場からは美しい洞爺湖を展望できる。