《ふくろう文庫》
室蘭市立図書館3階にあり、市民からの、人生の節目を記念しての寄付で購入した美術書を収蔵している。
選者はふくろう文庫顧問で前室蘭市立図書館長の山下敏明氏
年間200冊の本を読むという山下氏。電話は無し、テレビも無し、本を読んでいるときが至福の時間とのこと。新聞紙上に連載し、室蘭民報社から出版している『本の話』の著作料とふくろう文庫ワンコイン講座の参加費の全てをふくろう文庫書籍購入にあてている。
その文庫にtianzaoの寄金で購入された台北故宮博物院蔵の書の逸品がこの度収蔵された。
【快雪時晴帖・全十四開】
その才能を「古今二なし、神功より得たり」と称されている、書聖・王羲之の作品で、清朝の乾隆帝が紫禁城内『三稀堂』で至上の宝として愛でていた書。
【祭姪文稿】
愛する甥の死を嘆いて慟哭の稿を残した千古に光彩を放つ傑作顔真卿の書。
ふくろう文庫催し物のお知らせ
《第6回 ふくろう文庫特別展in輪西》
ふくろう文庫の展示会を開催します。
会場:ぷらっと・てついち集会室
(商業施設ぷらっと・てついち内、室蘭市民会館隣接)
日時:5月13日〜5月15日10:00から19:00まで(最終日は18:30まで)
入場料:無料
【展示内容】
〔台北・故宮博物院蔵 傑作展〕
書二点:
王羲之・快雪時晴帖・全十四開
顔真卿・祭姪文稿
画六点:
李迪・風雨帰牧図
郎世寧・白鷹図
特別展示絵巻二点:
明和9年(1772年)目黒行人坂火事絵巻 全
安政2年(1855年)安政大地震絵巻