連れ合いの実家から歩いて10分ほどの所に函館五稜郭公園があった。帰省した時には度々そのお堀ばたを二人で散策した思い出深い場所である。
6月の公園、堀を渡ると藤棚に這わせた藤の花が香りを振りまいて咲いていた。
花が終わって大きなさやがぶら下がると、それを手に取り「パン!」と鳴らして遊んだと連れ合いは懐かしそうに話していた。そのことからもこの藤はかなりの年輪を重ねた木なのだろうと思う。
両親も彼も既に亡くなり、今では藤の花が咲く季節に函館へ出かけることは無い。
亀田記念公園・ふじ棚のトンネル
五稜郭公園の藤を見なくなって久しいが、最近は毎年亀田公園の藤に会いに行く。
今年も初夏の陽差しの中、亀田公園にでかけた。沢山の家族連れが訪れていた。
登別青嶺高校・ふじ棚(2003年撮影)
洞爺湖町・藤の花(母宅にて)